見ているだけでは 2005 4 4
見ているだけでは、勝者にはなれない。
勇気と勝利は、表裏一体のもの。
週末に、知人と話して、そう思ったのです。
確かに、こういうこともあるかもしれません。
企業の業績がよく、日足チャートも「買いのサイン」が出ていた。
「これは、絶好のチャンス」と思って買ったら、意外にも反落してしまった。
これで、すっかり落胆してしまい、
他の銘柄でも、日足チャートで「買いのサイン」が出たのに、
つい臆病になり、見ているだけになってしまう。
こういうことは、よくあります。
やはり、株式投資は、運不運に左右されます。
しかし、見ているだけでは、勝者にはなれません。
勇気と勝利は、表裏一体のものです。
株式投資で、臆病になってしまう人は、
もしかすると、株式投資で、全勝を目指していませんか。
しかし、6勝4敗でもいいのです。
プロ野球だって、3勝2敗のペースで行けば、優勝の可能性だってあります。
いや、極端なことを言えば、株式投資の場合、1勝9敗でも、よい場合があります。
9敗を、「小さな負け」で抑えて、1勝が大きかったら、結局、勝ちです。
「負ける時は、潔く負け、小さな負けで抑える」。
これが、王道かもしれません。
それでも、どうしても過去の失敗が記憶に甦り、
あと一歩が踏み出せない方もいるでしょう。
そういう方は、投資信託向きだと思います。